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日記/お知らせ 2019年9月9日
菊を愛でる、重陽の節句
まだまだ、残暑が厳しい日が続いてますが、暦の上では秋になってきました
秋と言えば、ススキと団子でお月見(2019年9月13日)です
今年の十五夜を調べていたら、”重陽(ちょうよう)の節句”があるのを初めて知りました
発祥は中国で、中国では奇数を陽の数として、陽の中で一番大きい数字である「9」が重なる9月9日は
大変めでたい日とされていたようで、菊の花の香りを移した菊酒を飲んだり邪気を払い長命を願う風習だったそうです日本には平安時代に伝わり、宮中で観菊の宴が催され、庶民の間では収穫の時期にもあたるため「栗の節句」として
お祝いしていたようです菊酒・・・菊は、中国で古代より長寿の花とされていて、「菊花酒は神仙(不老不死の人)の飲み物」
と言われていました
菊酒の作り方は、昔は菊の花をお酒に漬け込んで作っていましたが、お酒に菊の花びらを
浮かべるだけでも風流があじわえます菊を使った料理・・・食用菊を使って、酢の物やおひたし、お吸い物などでいただくのも良いでしょう
食用菊には、デトックス効果があるほかにビタミンB1,B2,マンガン、カリウムなどの
ミネラル類が含まれていて、香りによる食欲増進の効果も期待できます十五夜の前にちょっとだけ雅な気分で、菊の花を愛でながら菊酒と栗ご飯で一足早い秋を楽しむのも良いかもしれません
*「日本の行事・暦」より引用させていただきました